大学理念・概要
いつでも、どこでも、だれでも学べる
オンラインを活用することで場所を選ばない学びのスタイルを実現しました。島内外の人たちが気軽に交流することも可能です。
「域学連携」(地域と大学との連携による地域づくり)でゆかりのある研究者・専門家・実践家等に協力していただき、教養や専門性、ネットワーク力を高める機会を提供します。
いつまでも暮らし続けられる島を考える
島内外の志をもった多様な人々と交流し、最新の科学研究に触れることで、誰もがいつまでも安心して暮らし続けられる島をみんなで考えます。対馬グローカル大学での学びを通じ、地球規模の視野を養い、地域視点で行動することを支援します。
対馬を学びたい方を歓迎します
対馬についてもっと知りたい方
地域の課題解決に取り組みたい方
学校で探究活動を実践したい方
地域資源等を活かして起業してみたい方
島外から対馬を応援したい、課題に一緒に取り組みたい方
Web講義
対馬で研究や実践活動を行っている専門家・実践家から、直接、環境、社会、歴史文化・芸術、経済・ビジネス等について教わることができます。アーカイブとして70講義以上を公開中です。また、受講生の要望に応じ講義の追加も検討します。
オンラインゼミ
ゼミとは、大学の先生のサポートを受けながら、少人数で学び合う活動を行うことを言います。オンラインゼミでは6つのテーマに分かれ、担当講師の指導のもとゼミ活動に取り組みます。ゼミでのテーマや関連したテーマを受講生各自で決めて取り組みます。
仮想研究室
対象コース:高校生・大学生・一般基礎・一般専門・ビジネス
受講生、講師陣、スタッフの交流を深めるため、Web上に情報交換・意見交換の場を設けます。
この場では「Slack」を用い、色々なテーマで交流を楽しむことができます。雑談(チャット)の中から生まれる気づき、そして思いがけない発見・アイデアを楽しみましょう。瓢箪からたくさんの駒を出しましょう。
学長からのメッセージ
対馬は立地の特性上、古くから学術研究の対象として注目を集めてきました。分野も自然科学から人文、社会、総合科学まで多岐に渡り、今でも毎年多数の研究者が対馬に来島されています。研究者を惹きつけるもの、それは何なのでしょうか。また、これまで研究で何が分かっていて、これからの研究課題は何なのでしょうか。対馬グローカル大学は、対馬の「知」にアクセスし、島内外の研究者・専門家・仲間たちと交流できる場です。きっと、この場で「新たな対馬」を発見し、対馬の価値や取り組み課題を再認識することができることでしょう。また、各分野の学問や実践論に触れ、学ぶことの喜びや、みんなで学び合うことの楽しさを感じていただけるのではないかと思います。
SDGs、これは、「誰一人も取り残さず」、いつまでも安心して暮らせる社会の実現を目指す世界共通目標で、「環境」「社会」「経済」のバランスを保つための17個のゴールで構成されています。4番目に「質の高い教育をみんなに」というゴールが掲げられています。この対馬グローカル大学は、当市のSDGs推進における「人づくり」の重要な施策で、4番目のゴール、特に4の7の目標であるESD(持続可能な地域の担い手づくり)を強く意識しています。ご存じのとおり、対馬には大学等の高等教育機関はなく、教養や専門性を高める機会は少ない状況でした。幸いなことに、数多くの研究者・専門家とのつながりを有し、対馬グローカル大学の運営はそうした多く方々の温かいご理解ご協力に支えられています。発展めざましいICTも活用することで、これまでのハンデを乗り越えることができると感じています。ヒト・モノ・カネが地球規模で行き交う現代社会は、どの地域も世界と深く、幅広く結びついています。新型コロナウイルスは瞬く間に全世界に広がり、対馬にも深刻な影響が出ていることは皆さまご存じのとおりです。また、気候変動といった地球規模の課題は、自然災害や磯焼けなど、市民生活や産業に甚大な影響を及ぼしています。つまりは、地球規模の視野で課題解決を考え、対馬の持続的な発展のために行動せねばなりません。対馬グローカル大学での学びを通じ、希望ある持続可能な社会を共に拓いていきましょう。
対馬市長 比田勝 尚喜