対馬グローカル大学とは
対馬グローカル大学は、対馬の「知」にアクセスし、島内外の研究者・専門家・仲間たちと交流できる場です。「web講義」「オンラインゼミ」「仮想研究室」の3つを柱に、教養や専門性、ネットワーク力を高めていきます。対馬の自然や歴史、SDGsや地域づくりなど幅広い分野について学ぶことができます。基本的にオンラインで運営しますので、いつでも、どこでも、だれでも受講することができます。
※対馬グローカル大学は学ぶための場・仕組みであり、学校教育法に基づく校舎やキャンパスなどの実体を伴ういわゆる「大学」ではありません。
「グローカル」とは?
グローバルとローカルを合わせた造語で、地球規模の視野で課題解決を考え、地域の持続的な発展のために行動することを言います。
SDGs未来都市 対馬
講義スケジュール
新着情報
web講義
対馬での研究や実践活動の成果や、各分野の学問・実践論を学びます(写真をクリックすると講義内容に移動します)
仮想研究室
受講生、講師、スタッフの交流を深めるため、Web上に仮想研究室を設けます。
講師やTAに質問できる
Web講義の内容や、ゼミ内での活動内容について、講師やティーチングアシスタント(TA)に質問や相談ができます。
情報交換・意見交換の場
研究や実践活動、そしてホットな話題・問題について情報交換や意見交換ができます。
仲間を募る
情報収集を呼び掛けたり、仲間を募ったりすることができます。島内をつなぐ新しい輪を作りましょう!
対馬グローカル大学の受講方法・入学までの流れ
1.募集要項を確認する
令和6年度の受講生募集は2024年5月31日まで受け付けています。
【NEW!】web講義聴講生を随時募集しています。
2.受講コースを決める
web講義聴講コース、オンラインゼミコース、高校生・大学生向けの夏期合宿「SDGs実践塾」の3コースがあります。受講生自身の学びの目的や取り組み方に応じて、お好きなコースを選ぶことができます。
3.応募フォームから申し込む
申込フォーム【web講義聴講コース】
申込フォーム【オンラインゼミコース】(今年度の募集は終了しました)
申込フォーム【SDGs実践塾】(今年度の募集は終了しました)
※必ず募集要項をご一読の上、お申し込みをお願いいたします。
4.選考結果の通知・受講案内
受講案内のご連絡は6月頭を予定しております。
6月5日(水)19~20時に、受講生ガイダンスの開催を予定しております。
学長メッセージ
対馬は立地の特性上、古くから学術研究の対象として注目を集めてきました。分野も自然科学から人文、社会、総合科学まで多岐に渡り、今でも毎年多数の研究者が対馬に来島されています。研究者を惹きつけるもの、それは何なのでしょうか。また、これまで研究で何が分かっていて、これからの研究課題は何なのでしょうか。対馬グローカル大学は、対馬の「知」にアクセスし、島内外の研究者・専門家・仲間たちと交流できる場です。きっと、この場で「新たな対馬」を発見し、対馬の価値や取り組み課題を再認識することができることでしょう。また、各分野の学問や実践論に触れ、学ぶことの喜びや、みんなで学び合うことの楽しさを感じていただけるのではないかと思います。
SDGs、これは、「誰一人も取り残さず」、いつまでも安心して暮らせる社会の実現を目指す世界共通目標で、「環境」「社会」「経済」のバランスを保つための17個のゴールで構成されています。4番目に「質の高い教育をみんなに」というゴールが掲げられています。この対馬グローカル大学は、当市のSDGs推進における「人づくり」の重要な施策で、4番目のゴール、特に4の7の目標であるESD(持続可能な地域の担い手づくり)を強く意識しています。ご存じのとおり、対馬には大学等の高等教育機関はなく、教養や専門性を高める機会は少ない状況でした。幸いなことに、数多くの研究者・専門家とのつながりを有し、対馬グローカル大学の運営はそうした多く方々の温かいご理解ご協力に支えられています。発展めざましいICTも活用することで、これまでのハンデを乗り越えることができると感じています。
ヒト・モノ・カネが地球規模で行き交う現代社会は、どの地域も世界と深く、幅広く結びついています。新型コロナウイルスは瞬く間に全世界に広がり、対馬にも深刻な影響が出ていることは皆さまご存じのとおりです。また、気候変動といった地球規模の課題は、自然災害や磯焼けなど、市民生活や産業に甚大な影響を及ぼしています。つまりは、地球規模の視野で課題解決を考え、対馬の持続的な発展のために行動せねばなりません。対馬グローカル大学での学びを通じ、希望ある持続可能な社会を共に拓いていきましょう。
2020年7月15日
対馬市長 比田勝 尚喜